認知症とは
認知症とは、何らかの原因で脳の働きが悪くなるために「物事を記憶したり、判断する能力」や「時間や場所、人などを認知する能力」などが低下し、生活する上で支障をきたすようになってしまった状態のことです。
今まで、できていたことができなくなったり、通いなれている道がわからなくなった。
大切な約束を忘れてしまった、同じ事を何度も聞いたりするようになった・・・
もの忘れには正常加齢によるものと病的認知症の初期段階とがありますので、お気軽にご相談ください。
こんな症状の方はご相談ください
- もの忘れがひどい
- 判断・理解力が衰えた
- 時間・場所が分からなくなる
- 人柄が変わる
- 不安感が強い
- 意欲がなくなる など
認知症とアルツハイマー
認知症というのは、一つの病気ではなく、いくつかの病気の総称です。認知症を引き起こす病気で、現在、日本においても最も多いのは、アルツハイマー型認知症であるとされています。
その他に脳血管性、レビー小体型、前頭側頭葉型(FTD)などの認知症が知られています。
認知症の治療
認知症は、初期の段階から適切な治療を受けることにより、多くの場合、病状の進行を遅らせることができる場合が多く、早期診断と早期治療がとても重要です。
特に被害妄想や興奮など家族に影響を及ぼす症状は、治療や環境調整により大幅な改善が見込めます。
薬物療法
認知症の薬物治療には、認知機能を増強して、中核症状を少しでも改善し病気の進行を遅らせる治療と、行動・心理症状(BPSD)を抑える治療があります。薬の効果と副作用を定期的にチェックしながら、症状に合わせて使用していきます。
非薬物療法
認知症と診断されても、本人にできることはたくさん残っているので、家庭内で前向きに日常生活を送ることが大切です。
書き取りやドリルなどの認知リハビリテーションのみならず、昔の出来事を思い出すこと、家族以外の人たちと交流すること、趣味などを楽しむこと、ウォーキングなど軽い運動を続けること、ペットを飼うことなども脳の活性化につながり、効果的とされています。